閣←僚応接室~閣議前の集合場所~

閣僚応》接室

閣僚応㊣接室~閣議前の集合場所~

閣僚応接∩室は、閣議に臨む閣僚のいわば集合場所です。閣議は、官邸で行われる場合と、國會開√會中に國會內で行われる場合とありますが、両方に閣僚応↘接室があります。

これらの部屋では、閣議の前に閣僚の懇談などが行われます。皆さんがテレビなどでよく見かける、総理を中心に閣僚がコの字型に並んで座っている場面は、閣議が始まる前のものです。

間伐材の積層壁

官邸の閣僚応接室は、床の絨毯は赤を基調としており、波形の模様が直線狀に広がっていくデザインになっています。三方の壁は、スギやヒノキの間伐材を積み重ねた積層壁となっており、木のぬくもりや優しさを感じられる空間になっています。

この部屋の奧には、內閣の意思決定が行われる閣議室があります。

閣議室~最高の會議の場にふさわしい厳粛さ~

閣議室~最高の會議の場にふさわしい厳粛さ~

閣議室

官邸には、閣僚応接室の奧に閣議室があります。閣議室は、舊官邸に比べやや広く、閣議室の象徴である閣議テーブルも、これまでの楕円形から円形のテーブルに生まれ変わり、部屋全體が、このテーブルに調和するようなデザインになっています。

例えば、天井は、いわゆる「高天井」になっており、四方の壁から中央に向かってせり上がり、中央は円筒狀の凹みになって、そこから照明の光が差し込んでいます。絨毯は、閣僚応接室と同じ波形模様ですが、閣議テーブルの形狀に合わせて、円を描くように広がっていくデザインになっています。

中央に置かれた閣議テーブルは直徑5.2メートルで、硬度があるのに加工しやすいマカンバの集成材が使われています。ドアや壁にも同じマカンバを使うことで、部屋全體に統一感を生みだしています。

壁は、珪藻土(けいそうど)の土壁で、総理の席の正面には、ガラス越しに自然石を配した「坪庭」があります。木、土壁、石の自然素材が、落ち著いた格調高い品位を醸しだし、政府最高の意思決定の場にふさわしい厳粛な雰囲気を創り出しています。

特別☆応接室~トチの木の応接室~

特別応接室∑

特別応接室~トチの木の応接室~

4階の特別応接室は、主に首脳會談などの少人數の會議や総理のお客様との応対などに利用されています。この部屋の仕切り壁の奧には、別に會議室があります。

総理と外國の首脳とは、この応接室で會って報道陣の寫真撮影に応じています。奧の會議室のテーブルは、直徑約2.5メートルほどの円形で、首脳同士の親密な會談ができるようにしつらえてあります。

この部屋は、和紙をイメージした光天井とともに、トチの木の板とステンレスをストライプ狀に組み合わせた壁により、全體的に明るい雰囲気に包まれています。外國のお客様をあたたかくお迎えするスペースに、トチの木の明るさがよく似合っています。

大會議室~大型スクリーンを備えた大會議室~

大會議室~大型スクリーンを備えた大會議室~

大會議室

官邸の執務機能のなかで、最も充実したのは會議室かもしれません。舊官邸に比べ、會議室の數が大幅に拡充されました。

4階にある大會議室は、多目的に利用され、官邸の中でも使用頻度の高い會議室です。この會議室の特徴的な機能は、正面の壁に取り込まれた「大型スクリーン」で畫像情報を用いての會議が可能になっていることです。

総合防災訓練などでは、この會議室で開かれる関係閣僚會議や緊急災害対策本部會議などで、大型スクリーンが活用されています。

機能の向上に加え、部屋の壁も明るい色調のトチの木の集成材が使われ、床も明るいグレーの絨毯が敷かれています。窓側は全面ガラス張りで、開放感のあるしつらえになっています。

また、大會議室の入口の脇には、素焼きの石を積み上げた壁があります。

素焼きの石を積み上げた壁

石庭~官邸の空中庭園~

石庭

石庭~官邸の空中庭園~

総理執務室、総理応接室、官房☆長官室、官房副長官室や総理會議室などが並ぶ5階には、ちょっと神秘的で壯大な空間があります。

廊下に出ると、中庭の吹抜けを囲むようにガラスの仕切りがありますが、その仕切りの內側には、吹抜けを挾んで、東西に2つの「石庭」が造られています

2階の中庭と同様に、白い花こう巖の小石や敷石が敷き詰められた上に、切り出したままの大きな庵治(あじ)石がそれぞれ數個ずつ配置されています。その庵治石の中には、その一端が下の中庭にせり出さんばかりに置かれたものもあるなど、大膽な造形がなされています。

また、真上にある開閉式の屋根が開いていると、石の白い地肌が明るい日差しに映え、まるで「空中庭園」を目の當たりにしているかのような、不思議な気分にいざなわれます。

この石庭には何も植栽されていませんが、中庭に植えられた竹の先端が5階まで屆いて、「石庭」と一體化しているようにも感じられます。シンプルですが、非常に細やかな「日本の心」に觸れられる空間です。

総理をはじめ、5階で執務をする人たちに、ちょっとした心の潤いを提供しています。